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内装がガラッと変わる塗装リノベーションのススメ

塗装 事例
でリノベーション

I.D.L COMPANYのリノベーションに欠かせない工法に塗装があります。日本ではビニールクロスが主流であまり身近にない塗装・ペイントですが、アメリカでは塗装仕上げが広く普及しており、建築用塗料の市場規模(メーカー出荷金額)は1兆4,000億円ほど。日本は約1,600億円とおよそ9倍の規模にもなります。もちろん壁紙にもメリットはありますが、リノベーションと塗装は相性が抜群です。日本でも昨今のDIYブームで塗装・ペイントの良さがジワジワと浸透してきています。欧米では塗装の何が良しとされているのか。愛知県江南市で様々な塗装リノベーションを行ってきたI.D.L COMPANYが実践で得た経験を元に、ビニールクロスにはない塗料の可能性をお伝えします。

ガラっと 雰囲気が変わるツートーンの塗装例

mamanの家 アイディーエル 愛知県江南市の建設会社・リノベーション
子ども部屋の塗り分け
天井・扉の塗り分け
天井・扉の塗り分け

まずはツートーンで塗装仕上げしたお部屋をご紹介します。上の写真のお部屋は子ども部屋をお子様の好きな色で塗り分けしました。右の部屋は白と水色、左に部屋はグレーとピンクのツートーンで塗装。ペイントのいいところは塗り分けが簡単にできてしまうところです。壁紙でもツートーンは可能ですが、目を合わせる作業が必要になり、余分な端材が出てしまいます。

下の写真のお部屋は落ち着きのあるグレーと白のツートーンですが、天井も段のある部分とそうでない部分で塗り分けられています。さらに天井・壁の色分けに合わせて廊下とリビングをつなぐ扉まで塗り分け、お部屋に統一感を出しました。実はこの扉と天井は、既存のものの上から塗装で仕上げています。古い建材を生かしつつ、お部屋全体をデザインできるところが塗装リノベーションの醍醐味です。

このお部屋と同じように壁・天井へビニールクロスを貼ろうとすると工程が多くかかり予算が多くかかります。また扉などの建具に貼ることはできないと断られる工務店さんの方が多いでしょう。しかし、塗装では得意分野。凹凸のある箇所にも簡単に塗ることができます。

無意識に 生活のリズムを作ってくれる色使い

清涼感のあるブルー
透明感のある爽やかな洋室で集中力アップ
ウォークインクローゼット イエロー
気分を明るくしてくれるウォークインクローゼット
ダークトーン
インダストリアルな家具に合わせたシェードトーン

誰にでも好きな色や相性のいい色があります。見つめると落ち着く色、気分を明るくしてくれる色、上手に色を取り入れたコーディネートは生活にリズムを生み出します。例えば、水色と白で透明感のある爽やかな配色は集中力を高めてくれるのでワーキングスペースに、ビビッドな黄色は朝の眠気を覚まし、気分を上げたいウォークインクローゼットの中だけに、など各部屋の役割に合わせて部分的に取り入れます。目に入ってくる情報は無意識の内に精神を和らげ、刺激することで日々の生活にリズムを作ります。自分の生活に合わせた色の仕掛けを作ってみては如何でしょうか?

壁をインテリアの一部と考えて、家具に合わせた配色はトータルコーディネートの強い味方になります。濃い木やアイアンを使ったインダストリアルな雰囲気には濃淡の濃い色が良く似合います。このお部屋は窓枠まで同じ色で塗装してあるので、好きなインテリアに文字通り囲まれる形に仕上がりました。壁一面だけでなく、天井・窓枠・建具など隅々まで同じ色に塗れるところが塗装のメリットです。

塗る ということはものを大切にすること

塗装 事例
傷や凹みの上から塗装

壁紙には何十年も経ち痛んでしまった、傷や凹みが見られるようなものもあります。そんな壁紙も上から塗料を塗れば新しく生まれ変わります。塗料によっては下地がないと長持ちしないものもありますが、I.D.L COMPANYが使う塗料はFarrow & Ballという品質の高い塗料を使っているため、壁紙の上・木の上から塗っても長持ちします。

塗料は色を変えることはもちろんですが、壁の強度を高め、傷や凹みを修繕するメリットもあります。中の素材が見えてしまっていた傷や凹みも塗料を塗れば悪目立ちしません。今まで多くの壁や天井に塗装を施してきましたが、その傷ひとつひとつに人が住む息遣いが感じられました。この凹凸や節が壁紙には出せない味になります。まだ使える建材や壁、床を蘇らせることができる塗装はリノベーションに打ってつけ。色こそ派手なものありますが、日本のモノを大切にする心にぴったり合う工法だなと日々感じています。

I.D.L COMPANYではリノベーションをご注文いただいたお客様にDIYを楽しんでいただくため、余った塗料をお渡ししています。小物を塗るも良し、うっかり壁を傷つけてしまった場所の修復に使うも良し、少しでもモノ作りの楽しさを伝えていければといいなと考えてリノベーションに取り組んでいます。