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前野悟志 デザインコンクリートの世界1

「デザインコンクリート」
って知ってる?
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の世界を知る。

今回は、I.D.L COMPANYの施工部隊SIXWORKZの前野さんにデザインコンクリートの世界を教えてもらうべく、竜ちゃんと村松さんでSIXWORKZの巣窟・般若倉庫に潜入してきました!職人の前野さんが次々と織り成していく造形物は、リアルでとにかくかっこいい。塗装が剥げたレンガや削れた木材を再現したものからオリジナルデザインの造形まで、幅広い技術と抜群のセンスが溢れるデザインコンクリートの数々。もうこれは完全にアートです。どうやら今日は、そんなデザコンのパネルサンプルを作るようです!早速のぞき見しましょう!!

モルタルの生地を作ろう

竜ちゃん

前野さん村松さん!
今日はデザコン(デザインコンクリート)の世界に連れて行っていただけるということでよろしくお願いします!モルタルにも種類があると聞いたのですがどんなものがあるんですか?

前野さん

こちらこそよろしくお願いします!ウチが使っているモルタルは5種類あって、今回はレギュラーを使っていきます。
①レギュラー    →基本
②TS1W       →白を透かしながら着色できる
③レリーフ     →細かい表現をするとき
④レリーフホワイト →③のホワイト版
この4種類があります。

村松さん

(黙々とモルタルに水を入れる村松さん)
このくらいでどうでしょう?

前野さん

もう気持ち水入れて

竜ちゃん

やっぱり季節によって水量とかって変わってくるんですか?

前野さん

うん、そう!寒い冬は乾かないから水少なめで、暑い夏はすぐ乾くから水多め。あと天井に塗るときは垂れてこないように水少なめに。水分量は、、、感覚だね。

竜ちゃん

料理と同じですね。

前野さん

たしかにそうですね!
あ、モルタルは素手で触らないでくださいね。強アルカリ性なので荒れちゃいます。

村松さん

前野さん、ガッツリ触ってますね。

前野さん

僕はもうすでに荒れてるので大丈夫です!

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モルタルを正方形のボードに塗ろう

前野さん

接着力を強めるために、土台のボードにハイフレックスという接着剤を塗っていきます。
これはちょっと大きめのホームセンターに行けば買えますよ!

前野さん

この正方形のボードにモルタル塗るの懐かしいなあ!楽しいことやりたいなあ!

村松さん

うわ〜あのワークショップ、もう3年前ですね。またやりたいですね。

竜ちゃん

あれ楽しかったなあ。コロナ禍が落ち着いたらまたワークショップ企画しましょう!

- 乾燥 -

前野さん

ちょうど良い硬さになったので色々なエイジングのスタンプを押していきましょうか。

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竜ちゃん

!?
スタンプ一発でめっちゃいいじゃないですか!

村松さん

これ以外に、レンガのスタンプとかもありますよね?

前野さん

あるけどあれは使ったことないなあ。レンガはいつも手作業でやるので!
スタンプは他にも、「剥がれてくるタイプの岩」とか「溶岩」とか色々ありますよ。

村松さん

この、溶岩っていうのはそのままは使うことはあまりないので下地として使いますけどね。

竜ちゃん

下地ってどういうことですか?

前野さん

このスタンプを押した上からコテで削ったり刷毛でトントンして仕上げていくんだよ。

村松さん

実際、壁に造形する時も一面にスタンプをたくさん押した後に手を加えていくんですよね。

竜ちゃん

なるほど。そこで技術が必要になってくるんですね〜!

前野さん

スタンプを使わずに、すべて手作業で仕上げることもあるよ。

竜ちゃん

わ~それは大変そうだけど、かなり楽しそうですね!!

村松さん

今回は、お客様が「壁紙を選ぶような気持ち」でデザコンのサンプルを見て選んで欲しいので、あまり奇抜なデザインにしすぎないようにしましょう!

前野さん

そうですね!ベーシックなデザインにしましょう。
4つともスタンプ終わったので、一旦外で乾かします!

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腕の見せどころ!仕上げ作業

前野さん

乾いたので、この上からコテクラックしていきます!
その後に色々な種類の刷毛でトントンしていくよ。

村松さん

コテクラックはコテでヒビ(クラック)を入れることです。
そして「刷毛トントン」。これが大事なんですよね。

竜ちゃん

おお〜!本当だ、かなり質感出ましたね!

村松さん

こっちの溶岩のやつは岩を積んだようにしたいんですけど、
できますか?できますよね???

前野さん

言い方よ!笑 この厚みで無理言いますね〜。頑張ってみます。

竜ちゃん

すごい・・・・・・厚さ1.5cmのパネルの中で、岩が積まれた・・・

村松さん

さすがです!!!これを想像してました!

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前野さん

3つ目は木目に手彫りしていきます。

村松さん

手彫りはもう完全にセンスですね。

前野さん

木を再現するのに関しては、手彫りの方がリアルにできますよ!

竜ちゃん

よりリアルに再現するにはどうやってるんですか?

前野さん

そうだね。実際のモノを日常的に観察するようにしているかな。劣化して剥がれてたり塗装が剥げてるところとか、自然にできたヴィンテージはよく見るようにしてるよ。

竜ちゃん

じゃあ前野さん、ピラミッド行かないとですね!

前野さん

エジプト行ってくるので経費お願いします!!

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-造形完成-

前野さん

造形は完成しました!!また後日このパネルに着色します。今日はおつかれ様でした!

村松さん
竜ちゃん

おつかれ様です!!ありがとうございました!

着色!

前野さん

乾いたパネルに着色する前にシーラーで下塗りするよ~

竜ちゃん

シーラー、白っぽいですけど今から塗る色が出やすいようにするためですか?

前野さん

そのとおり!さすが。わかってるね~

竜ちゃん

どんな塗料を使うんですか?

前野さん

テクアートカラーって言ってコンクリートエイジング用の塗料を使うよ。

竜ちゃん

ふむふむ
それを水で薄めるんですね〜

前野さん

うん。仕上げたい表情に合わせて塗り方を変えるんだけど、今回の場合はベタ塗りしないことが大切です!こんな感じでサッサッと。

竜ちゃん

やりたいです。

前野さん

ものづくり欲が抑えられなくなってるね(笑)

村松さん

かっこいい!色が入ると一気に印象変わりますね。

竜ちゃん

いいですね〜〜!!!

前野さん

僕は着色する前も大好きです。
一枚目は溶岩、二枚目はトラバーチン、三枚目は木、四枚目はアメリカ南部にありそうな岩肌をテーマに着色していこうと思います!

竜ちゃん

塗り方にポイントはありますか?

前野さん

一色塗って乾かしてまた塗って、重ね塗りすると仕上がりが断然良くなります。

村松さん

ぼやっとさせたい時は濡れた状態で上から重ねることもありますよね?

前野さん

よくご存知で!このトラバーチンとかはそうやります。
着色一層目が終わったので、表面が乾くまで少し待ちます。

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前野さん

一層目が乾いたので、その上に一個暗いフィルターをかけるイメージで、水多めのシャビシャビにした塗料を上から重ねます!これがかなり重要で、どんな造形でもやります。

村松さん

グレーズですね。

竜ちゃん

グレーとベージュを合わせた色を重ねるんですか?

村松さん

いや、グレージュではなくて、その技法をグレーズって言うんですよ!

竜ちゃん

そうなんですね!勉強になりました!

前野さん

これをやると統一感が出て、まとまりが出るんだよね。

竜ちゃん

お〜!!グレーズをするとよりリアルですね!

村松さん

グレーズ、覚えましたね笑

前野さん

これで4枚とも完成しました!!!!

竜ちゃん

おつかれさまです!
素晴らしいデザコンパネルが4つもできましたね!溶岩かっこいいな~。

村松さん

お客様からはどれが一番人気でしょうね!楽しみです。

前野さん

これから沢山デザコン作っていきたいので、もっと頑張ります。
今日はありがとうございました!

村松さん
竜ちゃん

こちらこそありがとうございました。これからも頑張っていきましょう~!

-つづく-